海乃邦

泡盛は、貯蔵するほどに風味が増し、まろやかに熟成していきます。
泡盛は、天然の蒸留酒で米・水・酵母・黒麹菌のみで造られ、その他一切の添加物を加えておりません。
唯一加えているのは、時間と愛情だけです。長い年月の間、ただひたすらに熟成の時を刻んでいます。
熟成されたクースで至福の時をお楽しみ下さい。

「海乃邦」は、選びぬかれた最良の原酒のみからつくられる逸品です。昔から琉球泡盛は古酒(クース)をもって極められるといわれるほど、貯蔵熟成の風味を大切にしてきました。その伝統が、丹念に磨きあげられた芳醇な香りと深いコクを醸しだす「海乃邦」が古酒泡盛の傑作といわれる由縁です。

アルコールと水が組み合わさって味が丸くなります。泡盛が空気を吸いながら香味成分を変化させ、刺激的な香味がなくなり、芳香を増していきます。アルコールの成分がバニラアイスのようなバニリン香に変化し、風味ともに甘い香りに磨きがかかります。
「海乃邦」の誕生は、昭和62年です。
当時は、全国一巡目の記念となる国体が沖縄で初めて開催されました。「海邦国体」と名付けられ成功裏に終了しました。そんな記念の国体と、沖縄が古くから海洋民族であり、中国や東南アジアと頻繁に貿易をしていたことにから「海乃邦」と命名しました。
国際的に権威のあるモンド・セレクションやパッケージデザイン部門の賞をはじめ、毎年11月1日(泡盛の日)に開催される泡盛鑑評会(沖縄国税事務所・沖縄県・沖縄県酒造組合主催)で最高賞の沖縄県知事賞を15回も受賞しています。
- 1987 モンド・セレクション金賞受賞(ベルギー)
- 1989 ザ・インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション金賞受賞(イギリス)
- 1989 クリオ・アウォーズ国際パッケージングデザイン賞受賞(アメリカ)
- 1987~1989 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞(3年連続)
- 1993~1998 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞(5年連続)
- 2001 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞
- 2003 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞
- 2004 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞
- 2008 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞
- 2009 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞
- 2012 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞
- 2016 泡盛鑑評会県沖縄県知事賞受賞

泡盛メーカー各社(組合員)の製造する泡盛の原酒を、毎年大学教授など酒の専門家で構成する酒質審査委員会で酒質などを厳しくチェックし、良質な泡盛の確保に努めています。良質な原酒は、毎年均一な酒質になるように巧みにブレンドされます。ブレンドされた泡盛は、10年の時とともに熟成され、芳醇な香りと旨さに磨きがかかります。その旨さは毎年統一された風味で県知事賞という評価をいただいております。